中仙道、馬篭、妻籠宿 標高800mの馬篭峠を超えての
                辛くも楽しかった一泊輪行旅です。

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近鉄から名古屋駅通路を担いでJRに乗り
換えます、
ピッチリウエアーなので目立ちます(^^;)
多治見駅までは特急料金を払い、
あとは普通料金という変わった料金体系
にとまどいます、
同じくとまどった、おばあさんは落合宿
が故郷で、数十年振りとのことでした、
暑い,暑い;汗噴出覚悟で出発!

中津川の市街を抜け国道を渡ると落合宿の
案内板が!

せっかくなので陣屋跡に立ち寄ります。
馬篭峠を越えてきたハイカーの男性に声を掛け
られ旧中仙道の数キロの石畳の情報を教えて
貰えたので舗装路を登ります、ラッキーでした♪
後で分かった事ですが同じ宿に宿泊されてた方
でした!

九十九折れの険しい道を汗だくで登って
行きます。
藤村の句碑前で休憩!桃畑があるのかな?
それにしても暑い!30℃は超えてるな〜
唸りをあげて車は楽ちんに登って行く!

家族は重いイチデジ持って行くと「峠の手前で
タクシー呼ぶ事になるよ〜」と猛反対でしたが
、めったに来られないので重いリュック背負って
「いつかは着くだろ〜」と頑張ります。

あァ〜やっと柿木の向こうに馬篭宿が見えてます、
何とか登って来れました、
汗でビショビショだ!
撮影と休憩タイム。

馬篭の駐車場まで来るとやっと平坦路、ホッ♪
一息つくと、期待が膨らんできます♪

到着!
20代以来の馬篭宿、殆ど記憶に
残ってません!

京都から52里!てくてく歩きなら何日
掛かるのだろう〜、1日で来れる現代の
交通網ってやはり幸いなのだろうか〜?

平日なので混んではいません、
いよいよ石畳の押し歩き、は〜じまり。

直ぐの”車や坂”水車もあって良い雰囲気
です、
押し歩きしていると観光客に「ご苦労さん」
と声を掛けられます、
ホンマ596〜3なんですが〜楽しい
ですよ(^^)

藤村記念館は記憶にある〜。
現存建物を中心に撮りながら登って行きます、

妻籠と違って後から参入したお店や新築が
多いので時代劇セット的ではあります。。
イチデジ持ってきて良かったっす、
コンテジなら楽しみ半減だわ〜(笑)

石畳を担いで歩きました、旅人気分満喫ですが
チョッと辛いな〜!
舗装路に戻り、いよいよ標高800mの馬篭峠超えが
待っています;

♪木曽は山の中ですゥ〜誰もいやしません〜♪
♪何処へゆく〜流れ雲、木曽路〜のォ〜男(おんな)♪

と好きな歌も口ずさむ余裕も無くペダルを回します。

国道から見えたので降りて行った峠手前の
宿場集落です。
雰囲気最高じゃないですか♪木枯らし紋次郎
が登場しそうです。
車なら通り過ぎてしまいます。

わォ〜!今までの最高到達地点!
やっと馬篭峠に〜店先をお借りして涼みます、
デイバックが重くて蒸れ蒸れでっす。

汗をかいたまま下れば完全に風邪をひくので
しっかり拭い、ロングタイツも着用して、途中滝にて
休憩タイムとりながら時速55km〜60km(推定)で
下りました、
車はブレーキを掛けるので案外遅くなり邪魔だ!
なんて事は思いません←ホンマは心の中で
「下り天国♪ブレーキ掛けたくない」とつぶやいてる(笑)

急に綺麗な滝や川の対岸に立派な宿場が
見えてきました!
大妻籠です、
道路から写真を撮りたかったがスピード
が出ているので戻るのがシンドくて諦める。

旧街道に入ると雰囲気満点です、
外人さんが下ってくるので「ヘロー」と
言うと「コンニチハ」と返ってきました、ウへッ♪

おばちゃんに「ちんまい自転車で〜峠を
超えてきたんか〜ま〜頑張るの〜」と話し
掛けられます。

大妻籠の宿に寄る前に重要文化財を
見に登って行くと、さっきのおばさんと遭遇、
行楽シーズン前なので稲刈りが忙しく殆ど
断られたが、その一軒の方でした!
気持ちよく中を拝見させて頂く。

昔屋は隙間もあって囲炉裏の炎だけでは寒かった
でしょうね!でもこんな伝統家屋に泊まってみたい。

宿に寄ってお茶とお菓子を頂きながら話をして、
時間が早いので妻籠の夕時狙いに下って行きます。
「軽トラに乗せて送って行きましょうか」と言って頂くが
自転車なら直ぐですからと遠慮します。

いよいよ妻籠宿の入り口へ、侘びた風情で川も綺麗で、
宿場の入り口は良い雰囲気です。

一通り撮影しながら宿場を歩いて、上嵯峨屋、下嵯峨屋
の佇まい、囲炉裏を覘きます、
しゃぶしゃぶの木曽路”CMを思い出しながら夕暮れを待ち
ます、
観光客が居なくなって「これから」と思ったら、ホコ天も終了、
車が停まって苦労します、
ニコンおじさんグループと粘ります、
帰りに「良いの撮れましたか?」とさっきのグループに
声を掛けられます(^^)

枡形の長椅子で休憩していると前のお店の奥さんが
話し掛けてくれ、宿場の事や、古民家での生活の苦労
話等も伺うことが出来ました♪

皆さん「馬篭峠を越えて来た」と言うと驚いています。

馬篭宿集落を抜けて、上方からの良い眺めです、
随分登ってきましたが、暑い中、まだまだ登りが〜;

何とか夕暮れの宿場を撮って、宿に戻ります。
夕食はお目当ての五平餅、蕎麦
山菜天ぷら等で満足です、
五平餅は自分も作るのですが
何と、味噌は胡桃と胡麻のみだそうで
味噌は入ってないそうです、
いや〜素朴で美味しかった♪
むかご”とコーンの掻揚げ天は家に帰って
から作りましたよ。
庭先には胡桃と栃の実が干してありました。

壁を見ると勅使河原郁恵さんの中仙道
てくてく旅”が〜!
撮影の宿でした〜ロケの話を伺って
NHKが送って来たDVDを見ながら
寛ぎます。
車道、川からも離れ静かな宿で、ぐっすり
眠る事ができました(^^♪
昼食後、囲炉裏の灰を2k程貰って
きましたが、デイバックは満杯で重い
事この上なし”アホかいな(^^;)

翌日は再度妻籠宿をじっくり廻ります、
小学生グループに「自転車で来たの、何段
変速?」と聞かれたり「馬篭峠を超えて来た」
と言うと凄い!と驚いてます、
道に寝そべってじゃれあったり、面白く素朴な
子供達だ^^)

上嵯峨屋の土囲炉裏。

陣屋跡にて、

町並みの端まで押し歩きしながら100カット
位撮りました。

妻籠宿を満足撮影して、あとにします。
細い舗装路を走って、途中では
石畳に入ってゴトゴト押して駅に向かいます、

昔は自然に溶け込こむ様な旅”だった
のでしょうね〜。
♪誰も居やしませ〜ん♪

南木曽駅に到着!
時刻表を見ると名古屋方面は2時間後し
かありません!
中津川まで走る事にします。

歩道も無くなるでしょうが〜漕ぐのみです、
東対岸には旧道も、しかしアップ、ダウン
も有りそうなので国道にします!
中間地点で5キロ程車道になる〜恐い!
必死で漕ぎまくり中津川に到着、ホッ^^)。

行き過ぎて栗きんとんの”すや”を発見!
すや”は一番のお気に入りなので重たく
なるけどお土産にします。

中津川駅から飛び乗ります、お弁当も買えずじまい、
カロリーメイト半分と宿のお菓子一個を食べて昼食!
お腹空いた〜名古屋駅でやっとお握り買って、
帰りました(^^♪
走行距離:50km。

お天気にも恵まれ、木曽中山道の宿場の佇まい、
自然の中の石畳に癒されタイムスリップしてきました、
また宿の農村料理、人々の素朴さも心に残りました、
列車の乗り継ぎも楽で、また木曽路探訪したいです。
峠は辛かったですが、お金では買えない(貧乏旅)
至福な2日間でした♪

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